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2015年02月22日

祇王井川 駅前地域の流れが止まった!

残念な知らせです。
今週、祇王井川の駅前地域の流れが、かなりの期間止まりました。 滋賀県南部土木事務所による、祇王井川、駅前交差点近くの川底浚渫関連工事のためでした。

17日(火)夕刻、行事神社の横の祇王水路で流れが全く無く、よどんだ水溜りがあちこちにできているのに気が付きました。 上流の石部頭首工からの水路のどこかの工事かもしれないと思い、別の水源からの流れがある天理教裏の 米井 水路からの分水門を確認すると、なんと、いつも流れている、オーバーフロー堰のところが頑丈な板と土嚢でせき止められ、この分水路からも流れは完全に遮断されていました! 工事責任者に確認すると、コンクリートが乾く2/13(月)までこのままとのこと。 長い区間で 一週間も完全に遮断すれば、沢山いた魚は死滅してしまう!!

工事箇所、及び天理教裏のオーバーフロー堰の土嚢。(写真はクリックして拡大できます)
 

浚渫関連工事は一昨年の台風18号水害対策の一連措置なので、それは必要なのですが、かなりの上流から流れを完全遮断せずに、工夫すればある程度流れを確保しながら、工事できるはず。 昨年の工事では、川幅の半分で工事、残り半分で流れを維持、半分が終わったら、逆にして繰り返しで、流れとめずに出来ていました。 ホースで工事部分をバイパスすることもできるはず!!

翌18日、南部土木事務所の河川砂防課に、工夫して水を流すように依頼したところ、上流でせき止めている土嚢を一部壊して少し流れをつくるようにするとのことで安心してしまったのが間違いでした。 19日、20日昼ころ遠隔地への外出から帰って確認すると、流れは濁って殆ど止まったまま、工事現場近く大きなコイが死んで浮かんでいました。  何たること!


再度、南部土木事務所に掛け合ったところ、その直前に、地元駅前自治会ー>市役所経由でも電話があり、流れをつくるように指示したとのこと。 夕方には、きれいな流れが確認できました。でも魚の姿はぜんぜん見えません。 先月29日に河川清掃したときには小さな魚が群れをなして沢山いたのに!! 少し水溜りは残っていましたが、 濁ってよどんでいましたので、皆ダメになったかも。

今まで、祇王井川の流れが年間を通して途絶えないようにいろいろ対応してきていただけに、非常に残念です。  

もう一つ残念なのは、今回の工事は南部土木事務所としては、野洲市(国県事業対策室)、経由で地域自治会、野洲川土地改良区など関係部署に事前告知して了解貰ったとのことでした。 国県事業対策室含め関係部署にて、流れを維持しないと川の中の生き物が死滅してしまうと異議を申し立て、工夫して流れを作る提言が無かったのが、本当に残念です。 


  


Posted by やすのくまさん at 00:45Comments(1)祇王井川