12/12-12/15 祇王井川の水の流れ
年に一度の石部頭首工の定期点検のため、頭首工からの農業用水路への取水が12/11(金)途中から12/15(月)途中まで停止しました。 このため駅前地域の祇王井川の流れが枯渇し魚など川の生き物に影響が出る恐れがありました。
昨年の定期点検の期間は祇王井川の中に3箇所の土嚢堰づくり、及び山側の 米井 支線に水を蓄える方法で枯渇を回避しましたが
http://fieldworkyasu.shiga-saku.net/e995918.html 、その時の状況より、米井支線からの流れが継続できることが確認できたので、川の中の土嚢堰は止めて、米井支線からの流れを継続することに注力しました。
米井支線の水源は、頭首工からの農業用水が大半ですが、妙光寺山や三上山からの山水もあり、頭首工からの流れが停止しても多少はあります。 今回は以下の地図にあります天理教裏の 米井 支線・分水路のオーバーフロー水路にて、流れが少なくても、祇王井川への流れが途切れないように調整しました。 尚、この件は地域の水利委員であるK様のご支援にて可能となりました。
頭首工での取水を停止した12/12(金)午後、少しですが、 米井 支線オーバーフロー水路よりの流れが確認でき、 祇王井川の流れも確認できます。
翌々日の夕刻、流れが少なくなったところでは大きなコイが、逃げ遅れて、もがいているところもありました。 拾い上げて、深みがあるところに移してやり、コイさんはなんとか助かりました。
その後も監視確認していましたが、幸い、完全に水が切れることなく、12/15夕刻には復水できました。
今回は、停止開始の前日12/11に雨があり、 米井 水路・山側からの流れが幾分多めにあり、助かりましたが、雨がなく水量が少ない場合はさらなる対応策考えております。 また、今回、市の農林水産課より、頭首工の定期点検のスケジュールを事前に知らせていただき、事前に、対応策実施できました。 今後も市や地域と連携して、年間を通じての祇王井川の流れを確保していければと思っています。
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